配当成長株投資のすすめ 金融危機後の負の複利を避ける方法 (ウィザードブックシリーズ) [ デビッド・L・バーンセン ]
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配当成長株投資のすすめ 金融危機後の負の複利を避ける方法 (ウィザードブックシリーズ) [ デビッド・L・バーンセン ]
ジャンル: 投資・NISA書籍
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金融危機後の負の複利を避ける方法 ウィザードブックシリーズ デビッド・L・バーンセン 長岡半太郎 パンローリングハイトウ セイチョウ カブ トウシ ノ ススメ バーンセン,デビッド・L. ナガオカ,ハンタロウ 発行年月:2020年08月 予約締切日:2020年08月05日 ページ数:270p サイズ:単行本 ISBN:9784775972632 バーンセン,デビッド・L.(Bahnsen,David L.)(バーンセン,デビッドL.) 米カリフォルニア州ニューポートビーチとニューヨーク市を拠点に15億ドルの資金を運用する資産管理会社ザ・バーンセン・グループの創業者兼CIO(最高投資責任者)である。バロンズやフォーブスやフイナンシャル・タイムズでは常に全米のトップアドバイザーの1人にランク付けされている 長岡半太郎(ナガオカハンタロウ) 放送大学教養学部卒。放送大学大学院文化科学研究科(情報学)修了・修士(学術)。日米の銀行、CTA、ヘッジファンドなどを経て、現在は中堅運用会社勤務。全国通訳案内士、認定心理士 藤原玄(フジワラゲン) 1977年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。情報提供会社、米国の投資顧問会社在日連絡員を経て、現在、独立系投資会社に勤務。業務のかたわら、投資をはじめとするさまざまな分野の翻訳を手掛けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 なぜ人々は投資するのかーキャッシュフローこそが王様である/第2章 流行は巡るー配当成長株の歴史的文脈と現実/第3章 株式を買うことで配当を得るのではないー配当を買うことで株式を手にする/第4章 富の蓄積ー極端だが世界八番目の不思議/第5章 資金の引き出し方が問題ー貯蓄に手をつけるときに負の複利を避けることで幸せに暮らそう/第6章 機会費用という神話ー配当成長株投資が残念賞ではない理由/第7章 インフレの恐怖ー配当成長株に内在する攻撃力と防衛力/第8章 では、自社株買いはどうか/第9章 目的を達成するためには減配を回避する/第10章 混乱を解消するー高利回りと配当成長/結論 金融危機後の配当成長株投資のすすめを総括する/付録 投資の神髄とは、資産を増やすことではなく、資産をいつ、どのくらい引き出すかである! 本 ビジネス・経済・就職 投資・株・資産運用
本書は、単なる高配当株の探し方を説くハウツー本ではない。金融危機のような市場の混乱期において、資産が減少していく「負の複利」がいかに投資家の長期的な成果を破壊するかを鋭く指摘し、その回避策として「配当成長株」という戦略を提示している。著者は、目先の配当利回りだけを追求する危険性を警告し、増配を継続できる企業の質を見極める重要性を強調する。章構成は、まず市場の不確実性とリスクの性質を解き明かし、次に配当成長株のメカニズム、そして具体的な銘柄選定の基準へと展開していく。核心的なメッセージは、配当の「額」ではなく「成長」に注目することだ。配当が成長し続ける銘柄を保有することで、株価の下落局面でもキャッシュフローが支えとなり、複利効果を維持できることを論理的に解説している。投資家が直面する最大の敵は、暴落による元本の毀損と、それに伴う再投資機会の喪失である。本書はその防御策と攻撃策を同時に提供する、極めて実践的な投資のバイブルといえる。単なる銘柄の紹介に留まらず、投資家が持つべきマインドセットの変革を促す内容となっている。
- 負の複利が資産形成に与える壊滅的な影響の理解
- 配当利回り(Yield)と配当成長率(Growth)のバランスの重要性
- 金融危機時におけるディフェンシブな資産としての配当成長株の役割
- 企業のキャッシュフローと配当支払能力(ペイアウトレシオ)の分析手法
- 減配リスクを回避するための財務健全性の見極め方
- 長期保有による複利効果を最大化するためのマインドセット
- 市場のボラティリティに左右されないポートフォリオ構築術
- 継続的な増配実績を持つ銘柄を特定するスクリーニング能力
- 配当性向やフリーキャッシュフローを用いた財務分析スキル
- 景気循環と企業の配当政策の相関関係に関する洞察
- 下落相場でも動じないためのリスク管理の実践的手法
- 期待配当利回り(Yield on Cost)を計算し、将来の収益を予測する力
- 資産の目減りを極力避けたい保守的な長期投資家
- インフレや金融不安に対して耐性のあるポートフォリオを構築したい方
- 高配当株投資に興味はあるが、減配リスクに不安を感じている初心者
- 安定したキャッシュフローを基盤とした退職後の資産管理を考えている方
デビッド・L・バーンセンは、市場の変動に左右されない持続可能な投資戦略の専門家である。特に、配当成長という観点から企業のファンダメンタルズを分析し、長期的な富の構築を目指す手法において深い知見を持つ。ウィザードブックシリーズの一翼を担う著者として、複雑な金融理論を実戦的な投資家向けに分かりやすく、かつ論理的に解説することに定評がある。
本書は、単に現在の利回りが高い銘柄を追う「高配当株投資」や、株価の爆発的な上昇を狙う「グロース投資」とは一線を画す。高配当株投資が陥りがちな「罠(減配リスク)」と、グロース投資の「ボラティリティ」という両者の弱点を、配当の「成長」という軸で補完している。中長期的な安定性と成長性を両立させたい投資家にとって、独自のポジションを確立した一冊である。
本書の真の価値は、投資家を「短期的な価格変動」から「長期的な収益の成長」へと視点を転換させる点にある。金融危機という避けて通れない試練に対し、いかにして資産の防衛を図りつつ、複利の力を維持し続けるかという問いに対し、配当成長株という具体的かつ強力な解答を提示している。読了後には、単なる銘柄選びのテクニックを超えて、市場の荒波を乗り越えるための強固な投資哲学と、確かな分析眼が手に入るだろう。これは、富を築き、それを守り抜くための、極めて実用的な羅針盤である。
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