リハビリテーション栄養第8巻第1号 急性期のリハビリテーション栄養
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リハビリテーション栄養第8巻第1号 急性期のリハビリテーション栄養
著者: 日本リハビリテーション栄養学会
出版社: 医歯薬出版
ISBN/JAN: 9784263265345
形式: 書籍
急性期こそ、適切な栄養管理とリハビリテーションを実施しよう! ●日本リハビリテーション栄養学会編集。大好評の学会誌シリーズ「リハビリテーション栄養」第14弾。 ●急性期では身体侵襲に起因する異化亢進や栄養摂取不足、また治療の必要上の食事摂取の制約などから、患者の栄養状態が急速に悪化することがあるため、適切な栄養管理が合併症の予防や早期回復に不可欠。 ●そのため、医師・看護師・リハビリテーションスタッフ・管理栄養士など、異なる専門職が連携し、患者の状態に合わせた適切な栄養計画とリハビリテーションの立案や調整が必要。 ●今特集では急性期のリハビリテーション栄養の現状を病態別に明らかにし、急性期のリハビリテーション栄養の実践をすすめる。 【目次】 【外科】 1肥満外科手術と栄養、リハビリテーション 2消化管手術(ERAS®) 3整形外科(骨折) 【内科】 1脳卒中急性期のリハビリテーション栄養 2急性心不全 3急性呼吸不全 4急性腎障害 5肥満の集中治療 【実践編】 1重症患者でのリハビリテーション栄養─ICUから退院まで 2急性期におけるリハ栄養の障壁と対策 連載 【リハ栄養研究の勘所8】 AI 黎明期におけるエビデンスの探し方 リハビリテーション栄養論文紹介13
1. この本の詳しい内容紹介
本書は、急性期医療における極めて重要な課題である「栄養管理」と「リハビリテーション」の統合的なアプローチに焦点を当てた、専門性の高い学術誌です。急性期の疾患や外傷に伴う炎症、およびそれに続く異化作用(筋肉分解)の増大は、急速な筋肉量の減少(サルコペニア)を招き、それがさらなる身体機能の低下を誘発するという「負の連鎖」を生み出します。本書では、この悪循環を断ち切るための戦略として、単なる栄養補給の枠組みを超えた、リハビリテーションを見据えた栄養介入の重要性を深く掘り下げています。具体的には、急性期特有の激しい代謝変動を理解した上でのエネルギー・蛋白質投与の最適化、早期離床を成功させるための栄養学的サポート、そして多職種が連携して取り組むべき包括的な栄養管理プロトコルについて、最新のエビデンスに基づいた詳細な解説がなされています。臨床現場における「栄養」と「運動」の相乗効果を最大限に引き出すための、理論と実践を繋ぐ一冊です。
2. この本のハイライト・見どころ
- 急性期における異化作用(筋肉分解)のメカニズムと、栄養介入による抑制戦略
- 炎症反応と栄養状態の相互作用が身体機能に与える影響についての深い考察
- 早期離床を促進し、廃用症候群を防ぐための栄養学的タイミングの最適化
- ICUや急性期病棟における、高度な栄養アセスメント手法と最新の指標
- 筋肉量および筋力の維持・向上を目指すための、蛋白質投与量の個別化戦略
- 理学療法士、作業療法士、管理栄養士など、多職種連携(MDT)における具体的な介入モデル
- 疾患別の代謝変動に応じた、エビデンスに基づく栄養管理プロトコルの提示
3. This book provides the following knowledge and skills
- 急性期患者の代謝ストレスを予測し、適切なエネルギー・蛋白質量を算出・設計する能力
- 栄養状態の悪化や筋肉減少の兆候を、臨床データから早期に察知するアセスメントスキル
- リハビリテーションの負荷強度と、それに応じた栄養補給を同期させる判断力
- 多職種チーム内での、栄養・リハビリテーション情報を統合し、治療方針へ反映させる調整力
- 最新の臨床エビデンスに基づき、個々の患者の病態に合わせた栄養介入計画を立案するスキル
4. こんな方におすすめ
- 急性期病棟やICUにおいて、栄養管理と機能回復の両立を目指す管理栄養士・臨床栄養士
- 外科、救急、リハビリテーション科などで、患者の予後改善に取り組む医師・看護師
- リハビリテーションの成果を最大化させるための栄養学的根拠を求める理学療法士・作業療法士・言語聴覚士
- 急性期から回復期への移行期における、包括的な栄養・リハビリテーション管理を学びたい医療従事者
5. 著者について
本書は、医歯薬出版が発行する「リハビリテーション栄養」シリーズの一環であり、特定の個人著作ではなく、当該分野を牽引する編集委員会と、臨床・研究の最前線に立つ専門家たちによる執筆陣によって構成されています。リハビリテーション栄養学という新しいパラダイムを推進する、各領域のスペシャリストによる知見が集結しています。
6. 類似書籍・関連テーマとの比較・位置づけ
一般的な「臨床栄養学」の書籍が、疾患別の栄養療法や基礎的な栄養管理に重点を置くのに対し、本書は「リハビリテーション」という機能回復の視点を軸に据えている点が決定的に異なります。また、慢性期のリハビリテーションを扱う書籍と比較しても、急性期特有の激しい代謝変動や炎症への対応に特化しており、より動的で、生命の危機に直面する局面における介入戦略を学ぶことができる、極めて専門性の高い位置づけにあります。
7. 総評・まとめ
本書は、急性期医療における「栄養」と「リハビリテーション」の分断を解消し、両者を一つの治療戦略として統合するための極めて価値の高い一冊です。単に栄養を補うだけでなく、いかにして身体機能を維持・回復させ、患者のQOL(生活の質)を保つかという、臨床における核心的な問いに対し、科学的な根拠を持って応えています。読後には、急性期という極めて重要な局面において、多職種がいかに連携し、栄養と運動を統合した介入を行うべきかという、具体的かつ明確な指針を得ることができるでしょう。臨床現場におけるパラダイムシフトを支える、専門職必読のバイブルといえます。
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